<Header>
<Author: 李頎>
<Title: 題璿公山池>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 璿公（せんこう）の山池（さんち）に題（だい）す>
<BookPage: 83>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
遠公遯跡廬山岑，
開士幽居祇樹林。
片石孤峯窺色相，
清池皓月照禪心。
指揮如意天花落，
坐臥閑房春草深。
此外俗塵都不染，
惟餘玄度得相尋。
<End Poem>
<Translation>
高僧の慧遠が世をのがれて住んだ廬山の峯といおうか、佛菩薩がこもって常住したもうた祇園精舎の森といおうか、璿公の、このお寺は、さすがに清淨な境地である。
一片の石、ひとひらの雲にも森羅萬象のすがたがうかがわれ、清らかな池の水、冴えた月の光が璿公の輝定の心を照らしている。璿公が如意をふるって法を說けば、天からハラハラと花びらが降ってくる。しずかな部屋に寝起きをすれば、春の草が自然に 生えて、ふかぶかとあたりをうずめる。 ただそれだけだ。そのほかの俗塵などに汚される心配はさらさらない。それ以外にここにやってくるただ 一つの例外は、むかし高僧支道林と交際をむすんだ高士許玄度のような人物が顔を出すことだ。それはほかではない。かく申すわが輩だけは特別に許されてここに尋ねてくることができるのだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
高僧の慧遠が世をのがれて住んだ廬山の峯といおうか、
佛菩薩がこもって常住したもうた祇園精舎の森といおうか、璿公の、このお寺は、さすがに清淨な境地である。
一片の石、ひとひらの雲にも森羅萬象のすがたがうかがわれ、
清らかな池の水、冴えた月の光が璿公の輝定の心を照らしている。
璿公が如意をふるって法を說けば、天からハラハラと花びらが降ってくる。
しずかな部屋に寝起きをすれば、春の草が自然に 生えて、ふかぶかとあたりをうずめる。 ただそれだけだ。
そのほかの俗塵などに汚される心配はさらさらない。
それ以外にここにやってくるただ 一つの例外は、むかし高僧支道林と交際をむすんだ高士許玄度のような人物が顔を出すことだ。それはほかではない。かく申すわが輩だけは特別に許されてここに尋ねてくることができるのだ。
<End Formatted Translation>